山国である信州になぜこのような料理があるのか不思議に思うが、子どもの頃から夏の夕食には数回この汁物を食べていた。当時魚屋さんには普通に塩鯨という脂のかたまりが売られていたからどこの家でも食べていたのだと思うが、今は魚屋さんでもスーパーでも塩鯨を見ることはない。
材料
[4人分]
丸ナス 2個
塩鯨 4×3×3cmくらい
水 お椀4杯+1杯
しょうゆ お好みのすまし汁程度
煮干し(だし用) 4尾
米ぬか 200㏄くらい
作り方
1.水と煮干しを鍋に入れだしをとる
2.丸ナスは皮をむき、縦半分に切り、切り口を下にして縦に7~8ミリの厚さに切る。だしに入れて煮る。
3.しょうゆを加えてすまし汁にする。
4.塩鯨は皮の部分を取り、脂はごくうす切りにし、米ぬかをまぶしてこすり余分な脂を取り去り、水で米ぬかを洗い流す。
5.すまし汁の味が整いナスが煮えたらきれいにした鯨の脂を加えすぐに火を消す。※鯨の脂は薄切りにするとチリチリに縮む
ポイント
ナスは丸ナスをつかう
塩鯨はぬかをまぶしてこすり、余分な脂を取り去る
※応募いただいたレシピをそのまま掲載しています