女手一つで私を育ててくれた母は山育ちでした。春には山菜を、秋にはきのこを山で採り、出荷して、私を学校に通わせてくれました。畑仕事もあり、もちろん会社勤めもあり、忙しかった母が採ったきのこや作った野菜を使って作るきのこごはんの具、大量に作り冷凍。時々の行事食に作ってくれた思い出です。
88歳になる母は今も元気で山へ入り、私たち夫婦ときのこ採りをします。そして帰ってくると、大量にこのきのこごはんの具を仕込んでくれます。私が子どもの頃から食べてきた味、私の子どもたちにはおばあちゃんの味です。
材料
[4人分(米4合分)]
山の雑きのこ(クリタケ、ヒラタケ、ムラサキシメジなど) 300g程度
干しシイタケ 2枚
ニンジン 100g程度
ちくわ 1本
油揚げ 1枚
(その他、あれば干ぴょう、インゲン等)
砂糖、しょうゆ、サラダ油、酒、みりん、めんつゆ 適量
作り方
1.干しシイタケは水で戻してうす切りにする(戻した汁は具を煮るのに使う)
2.ニンジン、ちくわ、油揚げを切る。雑きのこは洗って適当な大きさに切るか割く
3.油でニンジン、シイタケを炒め、他の具材も加えて炒め、しいたけのだし汁を加えて煮る
4.水分をできるだけとばして、砂糖、しょうゆ、酒、みりん、めんつゆで味付けする
5.炊きあがったご飯4合に混ぜ合わせる
ポイント
まぜごはん、五目おこわ、ちらし寿司、紅ショウガとキュウリを真ん中にしても巻き寿司等、いろいろに楽しめます。のりがよく合います。
※応募いただいたレシピをそのまま掲載しています